ベトナム経済市場レクチャー ベトナム経済市場レクチャー

ベトナム経済市場レクチャー

2012年10月5日(金)
ホーチミン市レジェンドホテルにおいて、日本企業のベトナム進出支援の専門家である株式会社マック&サンク社より、成長著しいベトナム経済についてレクチャーを受けた。

レクチャーの様子

人口と経済のポイント

物価

給料1ヶ月分の内訳

消費者意識と消費トレンドのポイント

消費トレンド(トイレタリー商品)グラフ

美容市場

2012年現在で約500億規模。特にヘアケア商品が対前年30%UPしている。
髪に対しての意識は高い。

美容・トイレタリー商品グラフとカテゴリー別グラフ

株式会社マック&サンクに対する質問

Q : 在ベトナム韓国人が5万人でファッションの影響も受けていると聞くが、ヘアサロンは韓国サロンが多いか?
A : ほとんどがベトナム人経営だが、使う商品は韓国製が多い。韓国ドラマの影響が大きい。

Q : ベトナムのイメージで黒髪のイメージがあるが、ヘアカラーの意識はどうか?
A : この4~5年でドラマの影響で染める人が急増。1回染めたらやり続け、髪が傷むからヘアケアにお金をかけている。
スーパーでヘアカラーを買って、美容室に持っていって染めてもらう。

Q : 給料に対してヘアカラーが高いと思うが、外国製が多いからなのか?
A : ほとんどが外国製。中国製などは安いが質が悪い。

Q : 日本で学ぶ人は増えているのか?
A : ネイルサロンで勉強してベトナムに戻る人は多くステータスである。

Q : リテールとサロンの垣根の意識はあるのか?
A : エステなど専用の商材がまだ少なく、リテールとサロンは同じものが多い。
ただし、輸入品も増えてきている。

Q : 貨幣価値について。日本円で1,000円がベトナムでは10,000円の価値と感じるが?
A : 物によって違う。携帯電話がベトナムでは100,000円と高い。ただし生活品はすごく安い。

Q : バイクの数がすごく、女性もおおいためヘアスタイルがどういう状態なのか?
A : ヘルメットは規制されているため、ヘアスタイルはロングが多い。結婚式は相乗りでタクシーを使う。
結婚パーティは2~3回行う。1回の招待は300~500人集める。

Q : 副業が盛んなのは、特に法律で規制されていないからなのか?
A : 特にない。週末は友達と違う会社を起こし、独立心が旺盛なため、離職率も高い。
人と流動性もあるが、義理人情も高いためどこかで歯止めはある。

Q : 社会主義国家の問題は?
A : 資本主義的で安定している。中国で日本のODAがどう使われているかわからないが、ベトナムは明確にして、日本の協力でインフラが整備されているのは国民皆知っている。

Q : ベトナム人の気質は?
A : 日本人が真面目過ぎて、時間に厳しく管理もしっかりしている。
ベトナムでは途中経過は曖昧で、納期など約束は守るが・・・日本人ももう少しルーズでもいいのでは。
集合時間は2時間くらいの幅がある!時間通りに集まるのはほとんどない。

Q : ベトナム人は毎日シャワーをあびて、毎日シャンプーする?
A : 毎日する。ただし、仕事に行く前にサロンに寄る週間はあまりない。

Q : 田舎から都市部に出稼ぎに来ることは多いのか?
A : あまりない。移る時は家族全員で。(地方に工場をつくり、その近くで労働者を雇うケースが多い。)

Q : 関税は?
A : 化粧品の関税は22%。付加価値税が10%。

Q : ヘアケアはスキンケアより高い市場というのは意外だが?
A : スキンケアの市場が遅れて入ってきたため。ただし、最近は外資系メーカーの広告がすごい勢い。

Q : ローカル企業について
A : ローカルだからと言って甘くみない。ローカル飲料メーカーでは年末年始などにお金もかけて、グローバル飲料メーカーの売上げを抜いたりしている。

Q : 知的財産の意識は?
A : まだまだ低いが、中国よりも高い。

Q : 熱帯地域でストレートパーマの需要はどうか?
A : 高い。暑いからではなく、ファッションとして流行っている。

Q : インターネットで化粧品を買う通販はどうか?
A : ネットで商品ではまだ少ない。実際カード決済率が低くネットで商品を見て実際に店に来て買う。日本とは逆。

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