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現地美容学校視察 報告

2016年10月12日(水)
台湾新北市にある、荘敬工業家事職業学校(現地美容学校)の視察をおこなった。

美容専門学校 荘敬工業家事職業学校について

中国山西省で普通高校として創立し、約40年前台湾に移設した荘敬工業家事職業学校は、約5,000名の生徒数を誇る台湾最大の美容学校である。
美容をはじめ服飾や保育などの学科があり、日本で言う高校・職業専門学校の位置づけ。美容科には7つの美容専門教室(ブロー、カット、カラー・パーマ等)がありそれぞれ受講科目により分かれている。学校は3年制で就職率は100%。生徒は卒業後、進学と就職に分かれ、大学進学あるいは化粧品会社研究・デザイナー・美容室・美容学校などに就職する。
他の美容学校は理髪・メイクの授業がほとんどであるが、当校は「美」に関係することを積極的に授業として取り入れており、ペインティング授業・ブーケ製作なども実施。
他校との差別化を図り、美容を俯瞰的に考えて運営する姿勢は、今後台湾の美容業界発展のため、重要な役割を果たしていくと感じた。

●教員数・・・約28名(うち大学院卒は10名)
●学生数・・・5,000名(うち美容は830名)

校内の様子

台湾の美容事情

台湾では「美容」・「美髪」というカテゴリーが存在し、「美容」は顔・体・爪などに関連すること、「美髪」はカット・カラー・パーマ・ケアに関連することに分かれている。
台湾の法律では、登録時に美容ライセンスは必要なく、開業時にライセンスが必須とされる。ライセンスを取得せずに開業すると罰金となるが、実状はライセンス未取得のサロンが多数存在している。
台湾における日本のイメージは、パリ・ロンドンに近く、日本の繊細さ・価格面・ライセンス市場などに非常に興味を持っており、日本の流行もSNSなどでリアルタイムに取り入れている。

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