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特別オンラインセミナー レポート

開催日時:2023年2月7日(火) 13:00~14:30
開催方法:Zoomウェビナー
講師:マシンガンズ 滝沢 秀一氏
テーマ:環境、SDGs、教育、人権、食品ロス 「マシンガンズ滝沢」と考えるゴミ問題 ~清掃員から見た景色~

講師プロフィール

マシンガンズ 滝沢秀一 氏

1976年生まれ。1998年に西堀亮とお笑いコンピ「マシンガンズ」を結成。
「THEMANZAI」2012、14年認定漫才師。
2012年に定収入を得るため、お笑い芸人の仕事を続けながらもゴミ収集会社に就職。
ゴミ収集中の体験や気づきを発信したSNSが注目を集めている。
2020年10月9日に環境省が新たに創設した「サステナビリティ広報大使」に第一号として就任した。

ゴミ清掃員になったきっかけ

11年前(36歳)ゴミ清掃員を始めた。ゴミに関する書籍を12冊発刊。
ゴミ清掃員としての仕事を芸人の傍らで行っていたが、そうではなく、「日本一のゴミ清掃員になろう」「目の前の事を一生懸命やろう。」という意識を持ってから大きく変わった。
ゴミ収集をする地域で出会う人全員に挨拶する事で皆さんからのクレームが減るか…
など意識を変えて行う事にした結果、仕事への向き合い方が大きく変わった。

■ゴミは生活の縮図

・ゴミから人物が連想できる。
〇ごみの捨て方
〇ゴミ自体   → その人の性格がでる
〇ゴミの量 

■高級住宅地と一般的な住宅街の違い

□高級住宅地 ⇨ 自己投資の傾向が見られる

□一般的な住宅街 ⇨ 他人に投資している ⇨ 小さな消費が大きな消費に繋がっていく。

■品性と能力はゴミにあらわれる

■ゴミはうそつかない

■古紙回収

■ゴミは伝染する

■ゴミ汁問題

■ゴミは個人情報のかたまりである

まとめ

■根本的にゴミの量を減らす必要がある

□食品ロス
⇨あるもので賄う気持ちが必要。使わなければ捨てればいいという考え方を無くさないと 食品ロスは減らない。顔が見える社会をつくる事で意識も変わるのではないか。
例)新米が出る秋に古米がすてられる、フルーツ(柿、キューイ、リンゴ)

■意識を変える

〇Last long(ラスト ロング) ⇨ 愛している物なら、命なくなるまで使う。
〇Just enough(ジャスト イナフ) ⇨ 真意 足るを知る

■3R

➀Reduce(リデュース) 必要以上に作らない。一番やらなければいけない事
②Reuse(リユース) メルカリ シェアカ―
③Recycle(リサイクル) 
   +
・Respect(リスペクト)
 見えないものに対する尊敬の気持ちを持つ考え方が絶対に必要である。

■Q&A

Q1 自治体の取り組みで印象に残っている事は?
A  いらないお皿を持ってきて、参加者でシェアする取り組み
今後イベントで真似をしていきたいと思っている。

Q2 滝沢氏の活動配分はどのくらいでしょうか?
A  10:0でゴミの活動(清掃員・書籍発刊・講演)をしている。

所感

今回セミナーで一番印象に残っている事は「ゴミは人間がゴミと決めた瞬間にゴミになる。人に対しても、ゴミに対してもリスペクトすることが必要である。」の部分であり、考え方により大きく変化する。一人ではすべてを変えることは難しいが、一人一人がゴミに対する意識、環境への取り組みを意識する事で、周りへの波及効果が表れ、大きく影響を与えることも出来ると感じたので、まずは、自ら意識していこうと思った。

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