NBBA 特別オンラインセミナー レポート
開催日時:2020年11月13日(金)13:00~14:30
開催方法:ZOOMオンラインセミナー
2020年度のNBBAカレッジは諸般の事情を鑑み初のオンライン開催となりました。
講師にはアンガーマネジメント協会理事の戸田久実氏をお迎えしオンライン会議システム“ZOOM”にて開催し、会員メーカー、サロン、ジャーナル各社が参加し聴講されました。
テーマ:美容業界におけるアンガーマネジメント ~イライラ、怒りとうまく付き合うために~
アンガーマネジメントとは
1970年代に、アメリカで開発された怒りと上手に付き合うための心理トレーニングです。
知識を得ただけでは結果は出ない。実践して取り組むことで結果が出る“トレーニング”です。
アンガーマネジメントの活用
多くの企業で取り入れられており、パワハラ防止に役立った、価値観の多様性の理解と擦り合わせに役立った、無駄な怒りに振り回されなくなり個人のパフォーマンスが上がったという声が多く寄せられています。
私達を怒らせるものの正体とは
正体は「こうあるべき」などの“べき”である。“べき”は自分の理想、願望、譲れない価値観を象徴する言葉。それが現実と違っている、破られた、思うようになってない、こういう時に怒りが生まれます。
何のために叱るのか
叱ること自体は悪くありません。重要なのはどう叱るか。しかし、怒りの感情がからんでくると本来の目的を見失う人がいますので叱った(怒った)後で、書き留めておくことをお勧めします。
今後の未来に向けての指導
昨今、パワハラの理解が進み、感情任せに怒ることはやめておこうと思っている人は多い傾向にあります。しかし理詰めで追い詰めたり、いかにあなたが間違っていて自分の正しさを認めさせるような言葉で追い詰める人が多くなってしまっています。これは正しい指導でも叱りでもありません。
怒りの連鎖を断ち切る
ひとりひとりが自分の感情に責任を持つことができれば怒りの連鎖を断ち切ることができます。怒りは自分が生み出した感情であり、あの人のせい、何かのせいではない。八つ当たりすることがないように自分の感情がマネジメントできます。そういう人が増えれば人が人に当たるような不毛な連鎖はなくすことができます。
まとめ
自分の怒りや誰かの怒りに振り回されないようになることがアンガーマネジメント(心理トレーニング)の基本です。できるところから始めていきましょう。