秋田県でのパイロットアクション(2012年6月〜2013年2月)
NBBA環境委員会では、使用済みアルミチューブリサイクルに関するパイロットアクションを秋田県において実施しました。
本活動は、ヘアサロンにおいて使用したヘアカラーチューブを試験的に回収・再資源化することを目的としています。
業務用ヘアカラーのチューブは、99.7%という純度の高いバージンアルミ材を使用していますが、これまでは廃棄物として排出され、
埋立処分されてきました。しかしながら、近年アルミニウムリサイクル技術の向上により、少量の不純物残留であればリサイクル、精 錬する技術/設備を導入する事業者が増える等、リサイクルに関する環境が整ってきました。
そこで、NBBA環境委員会では、秋田県理美容用品商業協同組合、秋田県美容生活衛生同業組合、及び各サロンの協力を得て、使用済
みアルミチューブのリサイクルに関するパイロットアクションを2012年6月から2013年2月にかけて実施しました。
本活動を実施した結果、469kg(約45,000本相当)のアルミチューブが金属処理事業者に引き渡され、リサイクルされました。
(リサイクルに伴う売却益は、公益社団法人秋田県緑化推進委員会に寄付)
なお、本活動に関してサロン向けにアンケートを実施した結果は以下のとおりです。今年度は諸課題のフォローアップをおこなってまいります。
使用済みアルミチューブ改修活動 アンケート調査結果
アンケート調査概要
●内容:秋田県において実施した使用済みアルミチューブの回収活動についてのアンケート調査をサロン向けに実施
●アンケート実施期間:2013年1月中旬~2月上旬
●回答件数:63件(150社超に配布)
アンケート結果概要
- アルミチューブ回収活動については回答者の93%が認知。
- 回答者の83%が本活動に参加。
- 回答者の26%が課題があると回答。特に寄せられた課題は「回収」。
- 回収に関する声掛けや回収業者が分からないといった声も。
- 回答者のうち、76%が今後も本活動に参加したいと回答(「参加したくない」との回答は全体の3%)。
- 回答者からは、「秋田が最初というのが嬉しい」、「回収後にどのようになったかを知りたい」等。
- その他意見としては、「月1回 回収してほしい」、「汚れているキャップや回収に関する指導」、「組合の方だけでなく、理・美容室から出るので、全員参加で広告を出すなり、組合の方の近くの理・美容の方に話をして、材料注文の時に渡したり、組合の美容室まで届けてもらうと良い」といった要望が寄せらました。