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特別オンラインセミナー レポート

開催日時:2024年2月28日(水) 13:00~14:30
開催方法:Zoomウェビナー
講師:かわごん氏
テーマ:AI美容革命2 生成AIで、未知を斬り拓け!

講師プロフィール

かわごん 氏

1972年生まれ、高知県出身、東京在住
株式会社東芝に入社。OAシステム担当として勤務。2004年にONLINE BUSSINESS QUALITY JAPANを設立。受注システム開発に携わる。2007年にマイクロソフトの日本MVP・杉下氏のもとで修行する。2014年にマレーシアのキャピタルゲインプロジェクトで東京に進出。2016年株式会社ジェイホールディングスの取締役に就任。同時に子会社の代表取締役に就任。2017年に株式会社リードジェネレーションを設立。2019年ベトナム・ハノイに進出。2020年ベトナム法人MACHA設立。2020年新型コロナウイルス流行の為、法人を置いたままベトナム撤退。2020年株式会社DKSの取締役に就任。現在は、YouTube動画などを投稿しながら、ビジネスサポートやコンサルティングで活動中。

今回セミナーで得られるものとして下記の5項目について講演いただいた。

1. めっちゃAIがわかるようになる
2. 日本におけるAIの現状!世界の現状!導入しない日本の事情!
3. まじか!?これが最新生成AI 2024年度版
4. 実践!効果的な生成AIの利用法:カルテ編+営業事務編
5. 今後、あなたが取り組まないといけないこと

めっちゃAIがわかるようになる

まず初めにSoftBank 孫正義氏のSoftBankワールドの講演内容からAGIを知らないとやばい、日本はやばい状況にあることを訴えた。
講演内容は“知能”と“AI”を比較し、AIのアルゴリズムの進化とハードウェアの圧倒的な強さの二つが合わさって時代はAIとなり、脚光を浴びていることを解説。

日本におけるAIの現状!世界の現状!導入しない日本の事情!

AGIとは『Artificial General Intelligence』=『人間のような汎用的な知能を持つ人工知能』
⇒自分で考えて、自分で選択をして、自分で学習して、自分で何かをやっていくAIのこと。
10年後にはAGIの賢さは人間の賢さの1万倍になると予測されており、人間と金魚の知能の差(ニューロン1万倍)ぐらい開くと予測されているため、危機感を感じてAIとどう向き合っていくかを考えないといけない時代となっていると説明。

日本企業のAI活用実態

まじか!?これが最新生成AI 2024年度版

身近にAIが迫ってきていることを理解いただくために最新AIを紹介

1. SORA(OPENAI社):文字を打ち込むだけで動画を生成する。
2. Apple Vision Pro(Apple社):360度見える高解像度のゴーグル型PC、コントローラー無しで使用可。(日本未発売、価格60万円程度?)
3. Frame:マルチモーダルメガネ見たものの情報を眼鏡内に表示させ、音声認識による翻 訳機能も搭載。(日本発売予定、価格5万円程度?)
4. ai pin(Humane社):ウェアラブルAIデバイス、ピン型のデバイスに指を置いて問いかけると回答を返してくれたり手の平をモニターにして情報を映し出したりする機能を搭載。(日本未発売、価格10万円程度?)
5. rabbit r1:音声のみでタスクを実行するAIデバイス、一回映し出してそれを理解させ自動化させるたり360度カメラからの情報を認識し回答するといった機能を搭載させたデバイス。(日本発売予定、価格2~3万円程度?)
6. Cotomo:音声会話型おしゃべりAIアプリ、自然な会話が成立するように感受性、表現力の幅を持たせせ、会話の内容も記憶し一度会話を切っても自然に会話が成立する。

最新のAIは言葉が関わっているものが多く、会話の中で全て完結できるところである。これからはこのようにナチュラルな会話の中で指示ができるようになるのだろうと予測しており、全デバイスが自然に会話ができるようになるのではと想像しているとのこと。

実践!効果的な生成AIの利用法:カルテ編+営業事務編

カルテ編

実際のカルテの画像データをベースにGemini Advancedを活用し効果的な生成AIの活用法をレクチャー。

1. 画像データをGemini Advancedにアップロード
2. 「この写真の項目をすべて表にしてください」とプロンプトで付け加える
3. 綺麗な表にまとまったものが完成
※データはGoogleスプレッドシートにエクスポートできて便利⇒業務の効率化
4. お客様との会話の録音データを用意
5. 録音データをテキスト変換(ブリューという音声テキスト変換ソフトがお勧め)
6. 会話のテキストからプロンプトによりカルテ表を埋めるように指示
7. カルテの内容が埋まった表が完成

「この写真の項目をすべて表にしてください」「会話のテキストからプロンプトによりカルテ表を埋めるように指示」この簡単な二工程だけで資料が完成する。

更に応用として
・お客様との会話からテキスト変換→解析→レポートの作成
・新人研修の会話からテキスト変換→解析→研修資料作成
・ネガティブな社員の相談テキスト変換→解析→??
・会議内容の録音からテキスト変換→解析→議事録

さらに→営業計画・戦略考案・スケジュール作成などなどが可能となると提案いただいた。
可能性は無限大なので実践でやっていくことで一歩前に進んだビジネスで勝ちにいけると訴えられた。

プロンプトテクニック紹介

より効果的に生成AIを活用していくために欠かせないプロンプトの紹介をいただいた。

1. 定番!深津式プロンプト
・命令(依頼内容)⇒制約条件(文字数やレベルなど)⇒入力(入力文章)⇒出力
2. シュンスケ式(ゴールシークプロンプト)
・あなたは最高の〇〇です。あなたの目標は私のニーズに合わせて最高の〇〇〇を作成することです。
・プロセス指示
 Ⅰ. 何ついてかの確認のため質問への回答を用意し継続的な反復を通じて改善
 Ⅱ. 私の入力に基づいて、3つのセクションを生成
  ・改定された〇〇を提示。内容は明確、簡潔、簡単にあなたが理解できるものにする。
  ・提案。〇〇〇を改善するためのプロンプトを含めるべき詳細について提案。
  ・質問。〇〇〇を改善するための追加情報に関しての質問。
 Ⅲ. 反復プロセスは私が追加情報を提供し改訂されたプロンプトセクションの〇〇〇を更新し、私が完了したというまで続ける。
3. かわごんプロンプト(回答の質を3倍にする)
 ・問いに対しての回答の初稿を作成。
 ・回答を細かく分解して複数の小さな問いを生成。
 ・それぞれの小さい問いに対して細かく回答。
 ・小さな問いの答えから、もう一度、質問に対して答える。

プロンプトテクニックの紹介行われセミナーが終了となった。

所感

生成AIが話題となっているが、日本はかなり出遅れていることを知り危機感を感じる形となった。世界から遅れをとらずにしていくためにもまずは自分自身が意識高くやってみることが大事であると感じるため、セミナーにて得た知識を活かしながら実践していければと思った。また、実際に非効率な業務も多々あるとため業務の改善のためにも活用していきたいと思う。

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