ソウル市内視察 報告
2014年10月26日(日)
近代化が進むソウル中心地。大型スーパー、問屋街等の視察をおこなった。
ソウル駅内ロッテマートについて
ソウル駅に直結している大型スーパーにて、食品、衣類、生活用品、雑貨等を調査した。食品、生活用品等に『1+1』『5+1』とあり、全体的に添付販売が非常に多く見られた。また、全ての表記は主にハングル・英語・日本語・中文の4カ国語表記であった。
<生活雑貨コーナー>
化粧品コーナーには、一般化粧品メーカー(国内) の店舗が数店入っていた。
どこのメーカーもフェイスパックが普及しており、『10+10』や『50%OFF』等の販売方法であった。(価格:フェイスパック 約1,000ウォン/枚)
その他、日本の100 円ショップ『ダイソー』もあった。
韓国国内パブリック人気シャンプー&トリートメント
ブランド名:『呂』
製造元:アモーレパシフィック社 (※国内No.1メーカー)
- 韓方(漢方) を用いたシャンプー&トリートメント※韓国では、『韓方』は非常にイメージが良い。
- その他シャンプーと比べると価格は若干高いが、韓方を用いている為価格にみあった価値があると認識されている。
- 国内売上第1位
- それぞれの髪質によって数種類のタイプがある。
- ボリュームアップ・アンチエイジング等が売れ筋。
その他シャンプー&トリートメント(国内メーカー)
- 『頭皮、脱毛ケア』というワードが多く見られた。
- 基本的にセット販売。
※例:3本/セット=16,900 ウォン、呂 シャンプー500mL=14,000ウォン
ホームカラーについて
- ホームカラーの中でも『泡カラー』が主流。
- 日系メーカーでは、hoyu 様の白髪染め『ビゲン』のみ陳列されていた。
スタイリング剤
・全体的にスタイリング剤はあまり多く置いていなかった。
・日系では、マンダムのGATSUBY のみ陳列されていた。
また、GATSUBY に似たスタイリング剤が何点か見られた。
東大門ファッションビルについて
「東大門デザインプラザ(DDP)」
日本の新国立競技場の建築家でもある、建築家ザハ・ハディッド氏( 女性/イラク出身) が設計し、2014年3月21日にソウルにオープンした大型展示・商業施設。
1925 年に開設された総合スポーツ施設「東大門運動場」の跡地。東大門運動場は、主に1980年代前半まで野球やサッカーなど数々のスポーツやイベントの舞台であったが、1988年のソウルオリンピック開催に向けて85年にソウル南部の蚕室にスタジアムができてからは主役の座を譲っていた。
そうした歴史や周辺景観との調和、さらには発掘された遺跡の扱い等に批判が相次いでいる。
DDPは、アートの展示やファッションショーなどの大型イベントスペースと、ショッピングモールからなる。
曲線をおびた壁一面に、映像が流れるしくみになっており、ファッションショーや、ファッション関係のイベントが頻繁に行われている。
ドラッグストア、化粧品、レストラン、アパレル関係、インテリアショップ等がテナントとして入っており、『衣食住』を楽しめる空間となっている。
その他商業施設
以前の問屋街の面影も残しつつも、新規オープンしたビルや、リニューアルしたビル・店が多く、完成までの期間が非常に短くスピーディーなせいか、2~3年前とは風景も変わり近未来化しているように感じた。
マーシャルビューティーサロン明洞店について
会社概要
美容歴40年になるハジョンスン氏によって1968年に創業された。
店舗は、本社の他10店舗(ソウル市内、京畿道) 存在し、ヘア・ボディ・メイクアップ・スキン等のトータルビューティーを手がけている。韓国有名美容師(パクジュン氏、イーチョル氏等) の中にも、出身者が多い。
明洞店
2~4階が美容室で150坪になり、店内を若干リニューアルしているものの、昔からの雰囲気は守っている。
スタッフは、全店舗で300名でこちらの明洞店は30名(※男女比は同じ)在席しており、アシスタント期間は3年間である。
また、顧客には、ミスコリアが100名以上いる。
4階はアカデミーとマッサージ室。アカデミー教育は約300名(1回/週)の生徒がおり、期間はカット3種で5ヶ月、パーマ・カラー・ドライで各5ヶ月になる。
南大門 美容商材店について
南大門市場も東大門同様、食べ物・衣類・生活用品・ブランド品(スーパーイミテーション等) のお店が並んでいる問屋街である。
日本美容商材店(例:マスダ増、岡本商会等) と同じように、カラー剤・パーマ剤・シャンプー&トリートメント・スタイリング剤等の薬剤や、コーム・ブラシ・パーマロッド・ハケ・カップ等のひととおりの美容ツールが置いてあった。
Wig は人毛で5,500 円/ 台で、マレーシア・中国から輸入しており、カラー剤は、1剤 700 円/ 本(外資系) であった。